Interaction 2001
2001年3月5日-3月6日
早稲田大学国際会議場
情報処理学会 ヒューマンインタフェース・ グループウェア・ 情報メディア研究会
新世紀を開くインタラクション2001
21世紀を迎え、コンピュータやネットワークの小型化・遍在化により、インタフェースはいつでも身に付けた存在(wearable)、あるいは目に見えない存在(invisible)へと展開しつつあります。今、我々は、単に仕事だから使わざるを得ない、コンピュータという箱に押し込められた「情報技術」を脱し、使うことが生活を豊かにし、潤いをもたらし、実世界と有機的に連携する「情報技術」とその応用にとり組んでいく必要があります。
インタラクション2001はまさに生活を豊かにする「情報技術」を展望する場を提供します。今回で5回目の開催になりますが、計算機科学、メディア論、システム論、グループウェア、ソフトウェア工学、ヒューマンインタフェース、設計論、認知科学、さらには社会科学などを背景分野とし、300名近い研究者が一同に会して、最新の技術や理論に関する情報を交換する学際的なコミュニティであります。このコミュニティに研究の最前線から論文や興味深いデモンストレーションを投稿いただいた皆様、これらを審査いただいたプログラム委員会および査読者の皆様に感謝いたします。さらに、このコミュニティの場を提供していただいた早稲田大学、シンポジウムが円滑に運営されるよう会場の設営にご尽力いただいた橋本教授、青木助手、橋本研究室のスタッフおよび学生ボランティアの方々に深謝いたします。
インタラクション2001が企画されてからの1年間、細かい気配りと多大な労力とで、開催/実行を支えていただいた中内教授、大野氏をはじめとする実行委員会の皆様への感謝の念は、とても書き尽くす事はできません。本当にありがとうございます。
みなさん、新世紀の豊かな情報技術を切り開くインタラクション2001の幕開けです。
インタラクション2001実行委員長
土井美和子(東芝)
インタラクション2001シンポジウムプログラム編成にあたって
インタラクションでは、例年口頭発表とインタラクティブ発表の二種類の発表の場を提供しています。口頭発表部門は、他の会議と同様に技術論文の発表と質疑を行うものですが、本シンポジウムでは十分な査読による論文の選択を行うことを特徴としています。今回は26件の投稿があり、1件の論文に5名の査読者を割り当て、プログラム委員会での慎重な議論の結果12件を採択いたしました。スケジュールの制約のために発表していただけない論文が多くなりましたが、5名の査読者からのフィードバックは投稿者にとって有益なものであったと確信しております。一方のインタラクティブ発表は、デモ・ポスター形式により聞き手との対話を行いながら発表するものです。今回は口頭発表論文のデモ1件を含む58件もの発表申し込みがありました。件数が多いため、各発表は会期2日のうちどちらか1日しかご発表いただけませんが、昨年実績で300名を超える参加者のあるシンポジウムでの多数のデモは、発表者にとっても一般参加者にとっても貴重な機会であると思います。昨年はインタラクティブセッション時間が2時間しかなく、ゆっくりしていると全部を見ることができないという方もおられたようですので、今年は2.5時間まで拡大いたしました。なお、口頭発表部門からはベストペーパ賞を1件、インタラクティブ発表部門からはベストインタラクティブ賞を各日1件表彰する予定です。表彰者は当日発表いたします。
末筆ながら、論文を投稿していただいた皆様、査読に御協力いただいたプログラム委員の皆様、論文投稿のWebシステムを構築・管理してくれた京都大学の伊藤ちひろさんに深く感謝いたします。
インタラクション2001プログラム委員会
委員長 垂水浩幸(京都大学)
副委員長 増井俊之(SONY CSL)
プログラム
招待講演
八谷和彦(メディアアーチスト)
一般講演
インタラクティブ発表
- 早稲田大学国際会議場
主催
情報処理学会 ヒューマンインタフェース研究会
情報処理学会 グループウェア研究会
情報処理学会 情報メディア研究会
協賛
電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ
日本バーチャルリアリティ学会サイバースペースと仮想都市研究会
日本認知科学会
日本ソフトウェア科学会 インタラクティブシステムとソフトウェア研究会
日本社会心理学会
情報処理学会 コンピュータビジョンとイメージメディア研究会
情報処理学会 音楽情報科学研究会
情報処理学会 音声言語情報処理研究会
情報処理学会 グラフィクスとCAD研究会
ヒューマンインタフェース学会
組織委員会
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