情報処理学会 インタラクション2018

文献情報

タイトル
スマートウォッチの傾きと筋電情報の組み合わせによるポインティング手法
著者
  • 黒澤 紘生(北大)
  • 坂本 大介(北大)
  • 小野 哲雄(北大)
アブストラクト
説明画像

スマートウォッチ上のポインティング手法として, スマートウォッチのチルト操作を利用し, その操作量の決定に筋電情報を用いる手法を提案する. 本手法においては, ユーザはポインタの操作を行うために, まず動かしたい方向に腕を傾ける. 従来手法ではこの時点でポインタ操作が可能であったが, 本手法においてはこの移動のために筋電情報を用いる. 例えば, スマートウォッチを傾けた後, ぐっと腕に力を入れるなどしてポインタ操作が可能となる. 評価実験を行なった結果, 提案手法は小さなターゲットを93%以上の精度で選択可能であり, 従来のチルト操作と比べて操作性が有意に改善されていることが確認された. また, ターゲットが小さくなるにつれて精度が落ちることで知られるFat Finger Problemに対して, 本手法においてはその精度低下が確認されなかった.

雑誌名
インタラクション2018論文集
© 情報処理学会 2018
論文ID
3B17
ページ
926-931
発行日
2018年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
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