情報処理学会 インタラクション2019

文献情報

タイトル
Bubble Gaze Cursor
著者
  • 崔 明根(北大)
  • 坂本 大介(北大)
  • 小野 哲雄(北大)
アブストラクト
説明画像

視線入力インタフェースにおいて小さなターゲットを選択することは非常に困難であり,容易にするためにはインタフェースデザインの変更か動作時間の増加を強いられる.本稿では,動作時間やデザインの汎用性を維持した状態で小さなターゲットを選択することを容易にすることを目的として,エリアカーソルの一種であるバブルカーソルを視線操作時のカーソルとして用いる手法を提案する.バブルカーソルが視線入力インタフェースにおいてどのような挙動をするのか確認するため,マウスのバブルカーソルと視線のポイントカーソル,そして視線のバブルカーソルに対してポインティングタスクを行った.その結果,視線カーソルをバブルカーソルに変更したものはポイントカーソルよりも常に高速に動作したうえ,ユーザビリティ評価指標もポイントカーソルよりも有意に高かった.したがって視線カーソルにバブルカーソルを用いる提案手法はポインティングを容易に,かつ高速にするうえで有効な手法だといえる.

雑誌名
インタラクション2019論文集
© 情報処理学会 2019
論文ID
INT19003
ページ
20-29
発行日
2019年2月27日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
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TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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