情報処理学会 インタラクション2021

文献情報

タイトル
拡張現実感技術に基づくメタAR空間構築のためのマッピング支援機構の開発
著者
  • 安江 洸希(名工大)
  • 菊地 真人(名工大)
  • 大囿 忠親(名工大)
アブストラクト
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現実空間をデジタル空間上に再現するための3次元空間構築技術は,様々な場面での活用が期待されている.本研究の目的は,現実空間から疑似的に構築された仮想の3次元空間を用いて,現実空間と仮想空間の間でのインタラクションを実現することである.そのための空間をメタAR空間と呼ぶ.メタAR空間の構築には,ARKitから取得した3Dメッシュモデルの各ポリゴンにテクスチャを割り当てるメタAR空間構築処理を実現する必要がある.ここで,ユーザによるメタAR空間構築処理のための作業をマッピングと呼ぶ.マッピングにおいてユーザは,LiDARスキャナやRGB-Dカメラを用いて現実空間を取り込む.ここでの課題として,マッピング中のユーザは,現実空間が過不足無くマッピングされているかを知ることができないという点が挙げられる.すなわち,ユーザにとってマッピングを終える適切なタイミングがわからない.その結果,マッピングが不十分であったり,必要以上に丁寧なマッピングによる作業時間の長時間化という問題が生じる.本研究では,マッピングされていない場所をリアルタイムに可視化することが可能なマッピング支援機構を実現することでこの問題の解決を目指す.本稿では,メタAR空間の構築手法およびマッピング支援機構について述べる.

雑誌名
インタラクション2022論文集
© 情報処理学会 2022
論文ID
5D17
ページ
697-702
発行日
2022年2月21日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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