文献情報
タイトル | |
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バリア形状をゲーム要素とするバリア画像収集システムの検証 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
車椅子利用者やベビーカー利用者などの移動弱者にとって,バリアフリーマップは重要な役割を果たす.バリアフリーマップ作成のためのバリア情報を収集する手法として,一般の人達に身の回りにあるバリアを撮影・投稿してもらう手法がある.バリアフリーマップ作成に意欲のないユーザにとって,バリアを撮影・投稿する作業は自身に直接的なメリットがないため,モチベーションが誘発・維持されづらい.このため,バリア画像収集に協力するユーザが少なく,バリア画像収集において収集される画像の量が少ないという問題がある.上記を踏まえ,本研究ではバリアを撮影・投稿すると,Deep Learningによる物体認識で認識されたバリアの形状に類似したモンスターを収集できるゲームの提案を行う.提案システムでは,バリア形状に類似したモンスターを獲得できるゲームを利用することで,バリア画像を収集する作業に対するモチベーションを誘発・維持できるようにすることを目指す.実装したプロトタイプシステムによる検証の結果,提案システムには使用開始前・後のバリア画像収集への意欲を高める効果,バリア画像収集のために普段通らない道を通る意欲を高める効果があることを確認した. |
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雑誌名 | |
インタラクション2022論文集 © 情報処理学会 2022 |
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論文ID | |
INT22012 | |
ページ | |
105-114 | |
発行日 | |
2022年2月21日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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