文献情報
タイトル | |
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解像度制御を用いた視線誘導 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
近年,メディアや情報端末の発達により広告やwebページを通してたくさんの情報が発信され,人々はそれらを受け取っている.しかし,ユーザーはすべての情報を受け取れるわけではなく,受け取れる情報量にも限界があり,情報の取捨選択している.そのため,情報を効率よくユーザーに伝える必要があり,視線誘導を用いることでそれが可能となる.視線を特定の領域に誘導するための手法は様々あげられるが,ほとんどのものは視線を誘導させられていることに気づくことができ,そのため誘導先の情報に対して悪い印象を抱いてしまうといったという報告がされている.本研究では,そういった問題を解決するために,動的に解像度制御を行うことで気づかれることなく視線の特定の領域に誘導させることを目的とする.そのために,画像の解像度を領域ごとに制御し,高解像度領域と低解像度領域を作ることによって視線を誘導させる.さらに動的に解像度制御を行うことによって誘導させていることに気づかれないようにした.本研究では,解像度制御によって視線が誘導されるか調べるための実験と人がblurに気づくときの閾値を調べるための実験を行い,気づかれない視線誘導が実現可能であることを示した. |
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雑誌名 | |
インタラクション2014論文集 © 情報処理学会 2014 |
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論文ID | |
14INT008 | |
ページ | |
57 ~ 64 | |
発行日 | |
2014年2月20日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
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