情報処理学会 インタラクション2014

文献情報

タイトル
Pressivo: 旋律の演奏表情を考慮した自動伴奏生成システム
著者
  • 宮田 佳奈(名工大)
  • 酒向 慎司(名工大)
  • 北村 正(名工大)
アブストラクト
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本稿では,ユーザが演奏表情を伴う旋律をコンピュータに入力すると,相応しい伴奏を自動生成し曲として出力するシステムを提案する.

従来の自動伴奏生成システムは,ユーザが,曲のジャンルや雰囲気などを選択肢の中からイメージしながら選択する必要や,複雑なパラメータ調整の必要があり素人には扱い難いことなどが問題であった.

本研究では,楽譜上同一の旋律であっても演奏方法により雰囲気が変化する点に着目し,演奏表情を伴った旋律に対し最も相応しい伴奏の生成を目指す.

曲は音楽的同時性と音楽的連続性が自然となるよう作成されることが望ましい.和音は,確立されている音楽理論を基に決定をする.しかしリズムの決定においては,理論がほとんど確立されていない.そこで,言語モデルにより楽曲からリズムのパターンの同時性と連続性を学習し,リズム決定を行うことを検討する.

雑誌名
インタラクション2014論文集
© 情報処理学会 2014
論文ID
A3-3
ページ
244 ~ 248
発行日
2014年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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