情報処理学会 インタラクション2015

文献情報

タイトル
HoverBall: 三次元空間移動が可能なボールを用いたオーグメンテッドスポーツ
著者
  • 新田 慧(東大)
  • 樋口 啓太(東大/JSPS)
  • 田所 祐一(東工大)
  • 暦本 純一(東大/ソニーCSL)
アブストラクト
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スポーツは記録や勝敗を競うだけでなく,健康維持やコミュニケーションといった目的のためにも利用されている.しかし,熟練者と非熟練者でスポーツをする場合,技能や運動能力に差があるため,両者が楽しめないという状況が起こりうる.この問題を解消するために,ハンディキャップを設定するという対応が取られるが,スコアや人数の調整などの範囲に留まってしまう.もし,運動能力や技能に直接ハンディキャップを導入する事が出来れば,誰もがスポーツを楽しみながら取り組めるようになるかもしれない.本研究ではボールに自律移動能力を付加したボール型デバイスHoverBallを提案する.HoverBall は内蔵したUAV(Unmanned Aerial Vehicle)とモーションキャプチャシステムによる空間位置計測により,ボールの軌道と球威を動的に制御することができる.そのため,HoverBall を使ったスポーツでは,競技中にプレイヤーの技能差を埋めることが可能となる.

雑誌名
インタラクション2015論文集
© 情報処理学会 2015
論文ID
15INT008
ページ
64 ~ 70
発行日
2015年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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