情報処理学会 インタラクション2015

文献情報

タイトル
ScoringTalk: 発話量の可視化と採点に基づき発話機会を調整するタブレットシステム
著者
  • 安達 寛之(立命館大)
  • 明神 聖子(立命館大)
  • 島田 伸敬(立命館大)
アブストラクト
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一般に,複数人の会話では,頻繁に発話する人とあまり発話しない人がおり,発話の少ない人から十分な情報が得られないことがある.

また,話す人がより話し,会話が一方通行になりがちなことがある.

そこで本研究では,そのような会話をコントロールし,聞き手になりがちな人に話すチャンスを与え,発話の多い人には他者との発話のバランスを考慮しながら会話してもらえるような,ゲーミングフレームワークを考えている.

そのための試みとして,複数人の会話において,ユーザの発話加減(どのくらいの時間,誰に話しかけているか)をリアルタイムに可視化するとともに,採点をしてユーザにフィードバックすることで,ユーザが発話機会を調整できるシステムを開発する.

本稿では,そのシステムの構成と機能について説明し,システムの有無による発話量の均衡化の程度について比較実験を行い,その結果を議論する.

雑誌名
インタラクション2015論文集
© 情報処理学会 2015
論文ID
A42
ページ
306 ~ 311
発行日
2015年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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