文献情報
タイトル | |
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義尾: 退化した機能を取り戻すための身体拡張 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
人類は,これまでに多くの進化を繰り返してきた.しかし,その一方で,多くの機能も失ってきている.本研究では,その失った機能を取り戻すための試みとして尻尾に着目した.動物のに,現代人の持つ機能を大きく阻害せず,かつ直感的に動作可能な尻尾に着目した.尻尾は,現代人にもある臀部の筋肉により動いている.また動物の尻尾には,その動物自身の感情を表す機能があるとされている.そこで我々は,自己表現や感情表現を行うするといった人間の本質的な欲求を現実世界で満たすことを目的とし, 達成するために保持していたものの,人類に至る人類が進化の過程で失ってしまったた器官機能を取り戻すことを目的にし,好きなときに自在に動かすことができるウェアラブルな尻尾型I/Oデバイス:『義尾』を提案する.本稿では,入力に関する臀部筋電位の測定と動作実験,及び,義尾の実装について報告する.また,義尾の出力部のアプリケーションのために,尻尾の動きと感情表現についての予備調査を行った. |
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雑誌名 | |
インタラクション2015論文集 © 情報処理学会 2015 |
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論文ID | |
A53 | |
ページ | |
349 ~ 354 | |
発行日 | |
2015年2月26日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
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