情報処理学会 インタラクション2015

文献情報

タイトル
視聴者のまばたき同期自動計測システム
著者
  • 島津 真人(東大)
  • 野村 亮太(東大)
アブストラクト
説明画像

人の自発的なまばたき反応は外的な視聴覚情報に対する注意過程に緩く連動している.特に,人に再現性の高い注意を引きつけることのできる動画は結果的に視聴者間でのまばたきを同期させることが知られている.本研究では,動画を再生している間のまばたきを自動的に測定し,その同期の程度を算出するシステム,AMSES(Automatic Measurement System of Eyeblink Synchronization)を報告する.このシステムは,従来は手作業で行われていたまばたきの分析をリアルタイムで処理することを可能にし,安価な視線検知デバイスを利用することで,高価な視線検知デバイスを利用する手法と比較してはるかに簡便で安価に解析を行えるという特徴をもつ.今後,まばたきの同期パタンの媒体(プレゼンテーション,映画,テレビCM,ウェブ広告など)による違いやコンテンツの種類による違いを明らかにしていくために本システムが活用されていくことが期待される.

雑誌名
インタラクション2015論文集
© 情報処理学会 2015
論文ID
A57
ページ
373 ~ 376
発行日
2015年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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