情報処理学会 インタラクション2015

文献情報

タイトル
ヒューマノイドロボットの歩行動作による感情表現
著者
  • 伊豆井 尊宗(東京農工大)
  • ベンチャー ジェンチャン(東京農工大)
  • ミルビーユ イザベル(IRCCyN)
アブストラクト
説明画像

人間同士のコミュニケーションを円滑に行う際に,他者の感情を予測することは重要である.ロボットが人間と同じ環境下において役割を担うとき,ロボットの感情表現を行う能力は人間とのコミュニケーションをより円滑にする.この感情表現についての研究では会話や表情,簡単なジェスチャーによるものが主である.しかし,様々な場面での感情表現を可能にするために別の手段による表現方法が必要である.本研究では,人間が他者の歩行動作から感情を予測していることに注目し,ヒューマノイドロボットの歩行動作による感情表現の有効性を検討した.ヒューマノイドロボットの感情的な歩行動作を5種類生成した.被験者はそれを観察し,どのようなロボットの感情を予測したかをアンケートによって回答した.本実験は日本とフランスで行い,文化的な違いについても調査した.その結果,ヒューマノイドロボットの歩行動作によって感情を表現することは可能であること,感情予測に文化的な違いがあることが分かった.

雑誌名
インタラクション2015論文集
© 情報処理学会 2015
論文ID
B62
ページ
668 ~ 671
発行日
2015年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
E-mail