文献情報
タイトル | |
---|---|
VR-Street Viewを用いた一人称視点における没入型「思い出」共有システムの提案 | |
著者 | |
|
|
アブストラクト | |
本論文では,「思い出」を一人称視点から疑似体験し共有することで,「思い出」を受け取る人間(以後,共有者と表記)と伝える人間(以後,提供者と表記) 間のコミュニケーションを促進する事を目的としたシステムを提案する. 「思い出」を形に残す一般的な手段である写真は,「思い出」を伝える場面においても頻繁に使用される. 例えばGoogle ストリートビューに提供者が撮影した写真を結合し,地図に示された写真の広がりを 共有することによって共有者へ「思い出」を伝えることも出来るであろう. しかし「思い出」をより強く伝えるには物語を構成して伝えなければならない. 写真を共有するだけでは物語を構成することは出来ないからである. そこで時刻の移り変わりによって変化する写真を物語として表現するVR-Street Viewを提案する. VR-Street ViewはGoogle ストリートビューを仮想空間に時間軸上に拡張して構築し,「思い出」である写真を結合したViewerである. 時間の移り変わりによって変化する提供者が撮影した写真をライフログとして表現し,物語を構築する. また既存のGoogleストリートビューの写真を組み合わせることによって疑似ライフログを表現することも可能になる. 更にVR-Street Viewをヘッドマウントディスプレイを通して見ることによって疑似体験することが可能になる. このように,VR-Street Viewを用いることで,提供者の「思い出」をライフログとして表現し 疑似体験することで共有者へ「思い出」を伝えることが可能になる. その結果「思い出」を伝えることで提供者と共有者間のコミュニケーションを促進の繋がる. |
|
雑誌名 | |
インタラクション2015論文集 © 情報処理学会 2015 |
|
論文ID | |
B70 | |
ページ | |
697 ~ 702 | |
発行日 | |
2015年2月26日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
住所 | 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F |
TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
sig@ipsj.or.jp |