情報処理学会 インタラクション2015

文献情報

タイトル
手首ハンガー反射時の振動提示による力知覚増強
著者
  • 中村 拓人(電通大)
  • 西村 奈令大(電通大)
  • 蜂須 拓(電通大/JSPS)
  • 佐藤 未知(電通大)
  • 梶本 裕之(電通大/JST)
アブストラクト
説明画像

針金ハンガーを頭にかぶると不随意に頭部が回転してしまう現象はハンガー反射として知られ、手首や腰などの頭部以外の部位でも類似現象が確認されている。皮膚圧迫のみで力覚を提示可能なため、ハンガー反射は力覚提示装置への応用が期待されているが、高品位な力覚提示装置の実現のためには提示力覚の強度調整が必要であると考えられる。我々は手首でのハンガー反射時に振動提示を行うと、体験者が感じる力覚が増強される現象を新たに見出した。本稿では今回見出された振動による提示力覚増強の詳細を報告する。ユーザーテストの結果、被験者は振動提示の時のみ力覚の増強を感じ、振動提示によって力覚の強さの制御が可能であることが示唆された。

雑誌名
インタラクション2015論文集
© 情報処理学会 2015
論文ID
C07
ページ
746 ~ 748
発行日
2015年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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