文献情報
タイトル | |
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仮想身体サイズによる対人距離の視覚的拡張の基礎的検討―ノイズキャンセリングHMDの実現に向けて― | |
著者 | |
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アブストラクト | |
相手のパーソナルスペースの大きさを感じ取り,相手との適切な対人距離を確保することは,社会生活を円滑に営むための重要な要素の一つである.しかし,常に快適な対人距離を保ち続けるのは困難である.不適切な対人距離によって不快感が発生したとき,不快感が軽減するように距離感を操作できれば,状況は改善できると考えられる.そこで,拡張現実感(Augmented Reality: AR)を利用し視界に写った人の大きさを変更することで,対象人物からの距離感を見かけ上変更する手法を提案する.この手法の有効性を確認するために,ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display: HMD)と深度センサとRGBカメラからなる没入型のビデオシースルシステムを構築した.このシステムは,深度センサで人物領域を検出し,人物のみを拡大縮小してHMDに提示することで,人物サイズを視野上で仮想的に調整できる.そして,システムによる人物サイズの変更が不快感を軽減するかを確認する実験を実施した.その結果,システムは見かけ上の対人距離を調節することで,元の実世界の現実感をあまり失わずに不適切な対人距離から発生する不快感を削減できることが分かった. |
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雑誌名 | |
インタラクション2016論文集 © 情報処理学会 2016 |
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論文ID | |
16INT006 | |
ページ | |
47-53 | |
発行日 | |
2016年2月24日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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