情報処理学会 インタラクション2016

文献情報

タイトル
HybriD: 空間周波数に対する感度特性を利用し立体映像提示におけるクロストークを軽減する重畳表示手法
著者
  • 福地 健太郎(明治大)
  • 澤田 拓也(明治大)
アブストラクト
説明画像

ディスプレイやスクリーンを使う立体映像提示装置のうち眼鏡式のものでは,左眼用と右眼用のそれぞれの映像を同一の面に重畳表示するため,専用眼鏡を外して映像を観ると両者の映像が混ざる「クロストーク」の発生により,映像の視認性が損われる.我々は今回,このクロストークを軽減しつつ立体感を保持する新しい映像提示手法を開発した.この手法は,片方の映像の空間周波数が低下しても両眼視した際に立体感を感じ,かつ周波数低下の効果を感じにくく,また空間周波数の偏り方が異なる画像を重畳表示した場合に高周波成分を含んだ画像を優先的に認知しやすいという人間の視覚特性を応用したものである.

雑誌名
インタラクション2016論文集
© 情報処理学会 2016
論文ID
2A09
ページ
506-508
発行日
2016年2月24日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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