情報処理学会 インタラクション2016

文献情報

タイトル
スポットライティング: 認知共有のためのスポットライト型ポインティングシステム
著者
  • 中道 上(福山大)
  • 天早 健太(福山大)
  • 渡辺 恵太(DNP情報システム)
  • 山田 俊哉(NTT-IT)
アブストラクト
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オブジェクトに対する認知を共有するために指差しジェスチャーが行われている.本研究では直観的にオブジェクトに焦点を当てることを目的としたスポットライティングを提案する.提案システムは指差しジェスチャーによるポインティングシステムと焦点範囲であるフォーカスエリアの操作インターフェースから構成される.フォーカスエリアは拡大・縮小ボタン上に移動することによってフォーカスエリアを拡大または縮小し,焦点を絞ることが可能である.これにより,説明者の説明するオブジェクトの位置と範囲を容易に理解することが可能となる.広島県福山市の博物館にて行った実証実験では,23名の訪問者全員が提案システムにより説明が“わかりやすい”または“ややわかりやすい”と回答しており,高い受容性があることを確認した.

雑誌名
インタラクション2016論文集
© 情報処理学会 2016
論文ID
3C48
ページ
964-969
発行日
2016年2月24日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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