情報処理学会 インタラクション2016

文献情報

タイトル
シャボン玉を用いた1度きりの思いを贈る演出方式の提案
著者
  • 安達 拓也(中京大)
  • 酒井 郁貴(中京大)
  • 安川 瑞貴(中京大)
  • 松下 卓矢(中京大)
  • 濱川 礼(中京大)
アブストラクト
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本論文では人が思いを贈る際にシャボン玉の「儚さ」を用いることで,より相手の記憶に残す新たな演出方法について述べる.一般的に儚いものといえば,「花火」,「シャボン玉」,「桜」などが挙げられる.これらは人が「消える」と認識しているため「儚い」と思い,その瞬間を大切にし,より記憶に残そうとする.また,近年の外部記憶装置の発達によって大量に記録することができるようになった.その結果,人は「何度も見ることが出来る」と認識するため,記憶せず記録するようになった(Google効果).つまり「消える」,「儚い」,「1回しか見ることが出来ない」と認識していればその一回をより記憶に残そうとする.本研究ではその「認識」を作り出すシャボン玉を用いることでより記憶に残る演出方法を提案する.

雑誌名
インタラクション2016論文集
© 情報処理学会 2016
論文ID
3C56
ページ
1000-1003
発行日
2016年2月24日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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