インタラクション2016 開催にあたって
インタラクション2016 大会委員長 倉本 到(京都工芸繊維大学)
情報処理学会 インタラクションシンポジウムは,1997年の第1回から数えて20回目を迎えました.本シンポジウムは,この20年の長きにわたりさまざまな改善を試み,あるいはさまざまな変化を受け入れながら成長し,近年では700名の参加者を擁する盛況なシンポジウムとなっています.本シンポジウムは,ヒューマンコンピュータインタラクション研究会,グループウェアとネットワークサービス研究会,ユビキタスコンピューティングシステム研究会,エンタテインメントコンピューティング研究会,デジタルコンテンツクリエーション研究会の5研究会が主催しております.
本シンポジウムは招待講演,一般講演発表(口頭発表),インタラクティブ発表から構成されています.インタラクティブ発表では late-breaking な研究を含む様々な研究に一度に触れることのできる貴重な体験の場となっており,近年急激に規模を拡大しています.また,一般講演・インタラクティブ発表のいずれにも優秀な発表論文やデモンストレーションに対する賞が授与されています.さらに,一般講演発表における優秀な発表論文には,論文誌への推薦も同時に実施されます.
今年度は会場を東京・科学技術館に改めての開催となりました.都心中央に位置する会場はアクセスも簡便であり,特に次代を担う若い学生・中高生を含む多くの一般の方々にインタラクション研究の最前線を体験いただける場を提供できるものと考えています.本分野の継続的な発展には若い研究者たちに積極的に,かつ継続的に参加していただくのが肝要であり,そのため本年度も昨年度に引き続き,情報処理学会学生会員の事前申込による参加費無料を継続して実施しています.
本シンポジウムは,プログラム委員会の正副委員長,並びに実行委員会・プログラム委員会の委員各位の献身的なご尽力により運営されています.また,科学技術館スタッフ各位,多数の協賛企業ならびに協賛学会様からの多大なるご支援のもとに成立しているシンポジウムでもあります.この場をお借りして篤く御礼申し上げる次第です.さらには,このシンポジウムにてご発表される研究者のみなさま,並びにシンポジウムにご参加いただき活発なご議論を頂戴する皆様に心より感謝いたします.
インタラクションシンポジウムは,今後も様々な改善や新しい取組を実施しつつ,インタラクション研究分野のさらなる発展を支えられるよう,広く有意義な情報交換の場として継続的な開催を目指しています.今後とも皆様のご協力を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます.
インタラクション2016 運営委員会
- 大会委員長
- 倉本 到(京都工芸繊維大)
- 大会副委員長
- 宮下 芳明 (明治大)
- プログラム委員長
- 塚田 浩二(はこだて未来大)
- プログラム副委員長
- 吉野 孝(和歌山大)
- インタラクティブ発表委員長
- 橋本 直(明治大学)
- インタラクティブ発表副委員長
- 山本 豪志朗
(奈良先端科学技術大学院大)
- インタラクティブ発表委員
- 玉城 絵美(早稲田大)
- Web委員長
- 伊藤 雄一(阪大)
- Web副委員長
- 川路 崇博(久留米大)
- 総務委員長
- 辻田 眸(シンクフェーズ)
- 総務副委員長
- 小川 剛史(東大)
- 総務委員
- 鈴木 雄介(沖電気工業)
- 水野 慎士(愛知工業大)
- ローカルアレンジメント委員長
- 前田 篤彦(NTT未来研)
- ローカルアレンジメント副委員長
- 三武 裕玄(東工大)
- ローカルアレンジメント委員
- 嵯峨 智(筑波大)
- 塩澤 秀和(玉川大)
- 陳 鼎(ヤフー株式会社)
- 塚田 晃司(和歌山大)
- 馬場 哲晃(首都大学東京)
- 米澤 拓郎(慶應義塾大)
- 広報委員長
- 中村 隆幸(NTT)
- 広報副委員長
- 菅谷 みどり(芝浦工業大)
- 財務委員長
- 小倉 加奈代(岩手県立大)
- 財務副委員長
- 境 真良(GLOCOM/経済産業省)
- 財務委員
- 田中 一晶(阪大)
- 中継委員長
- 杉浦 裕太(産業技術総合研究所)
- 中継副委員長
- 松村 耕平(立命館大)
- 投稿・論文委員長
- 西田 健志(神戸大)
- 投稿・論文副委員長
- 野嶋 琢也(電通大)
- 投稿・論文委員
- 高橋 秀幸(東北大)