情報処理学会 インタラクション2017

文献情報

タイトル
VRとニューロフィードバックによるマインドフルネス実践システムの検討
著者
  • 長谷川 阿華把(名古屋市立大)
  • 小松原 崚(名古屋市立大)
  • 中川 隆(名古屋市立大)
アブストラクト
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近年,ストレス低減に効果があるとされる「マインドフルネス」が注目を集めている.マインドフルネスは,「今ここ」にハッと気づく状態のことであり,マインドフルネス実践では,その状態を保つことでストレスを引き起こす原因の一つとされる「心ここにあらず」の状態を回避することが目標の一つとされている.昨今,バイオフィードバックや,VRを用いたマインドフルネス・システムが発表されるようになり,マインドフルネス実践のメディアによる拡張が提案されている.バイオフィードバックを用いることで,実践者は自身の身体の状態を客観的に受け取ることが可能となり,「心ここにあらず」の状態から回避できやすくなると考えられる.また,ストレス低減アプローチとして自宅を非日常的空間に変えるイメージ療法が効果的であると言われているが,VRはそのようなイメージの提示に適しているメディアである.筆者らが実装したマインドフルネス・システムは,簡易脳波計で抽出した「集中度」が閾値を超えた時,VR空間内を浮遊し非日常的空間の風景を楽しめるように構成している.

雑誌名
インタラクション2017論文集
© 情報処理学会 2017
論文ID
1-410-66
ページ
333-336
発行日
2017年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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