情報処理学会 インタラクション2017

文献情報

タイトル
Hydra-Brainwriting:多数の人々が持つ多様性を活用する非対等型アイデア創造技法の提案
著者
  • 张 弛(北陸先端大)
  • 西本 一志(北陸先端大)
アブストラクト
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ある課題の解決に向けた発散的思考過程において,課題と明確に関連する情報だけでなく,異質な情報をも収集する必要があることが知られている.そのため,専門分野を異にする人物を若干名作業に加えることがあるが,より広汎な分野からの情報を得るためには,様々な知識をもつ人々を多数参加させることが求められる.しかしながら,Production blockingなどの問題のために,既存の発想技法の参加者を単純に増やすことは難しい.そこで本研究では,解決したい課題の当事者と,当事者以外の多数の外部参加者とを分け,両者に非対等な役割を担わせることにより,大人数化による弊害を回避しつつ,多数の外部参加者が持つ多様性を活用可能とする新たな発想技法であるHyper-Brainwritingを提案する.被験者実験の結果,提案手法の基礎的な有効性が確認された.

雑誌名
インタラクション2017論文集
© 情報処理学会 2017
論文ID
1-506-25
ページ
195-200
発行日
2017年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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