情報処理学会 インタラクション2017

文献情報

タイトル
センサ車椅子による介護者支援システムの構築に向けた圧力布センサの利用検討
著者
  • 林 千尋(名大)
  • 榎堀 優(名大)
  • 間瀬 健二(名大)
アブストラクト
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車椅子を利用しながら生活する高齢者の中には身体機能の低下により椅子上での姿勢の保持・調整ができず褥瘡の発生や椅子からの転落といった危険因子が存在する.これらを防ぐためには介護者による補助が必要であるが,継続的な見守りは負担が大きく,その介護負担の軽減が望まれている.本研究では椅子利用者のモニタリングを実現するセンサ車椅子を開発することでこの問題を解決することを目標としている.本稿では圧力布センサを車椅子に組み込み,プロトタイプを用いた姿勢推定実験を行うことで,センサ車椅子の開発に向けた圧力布センサの利用検討を行った.推定実験では圧力布センサから抽出した特徴が椅子上での姿勢の崩れと高い相関を示すことを確認した.

雑誌名
インタラクション2017論文集
© 情報処理学会 2017
論文ID
3-508-38
ページ
803-808
発行日
2017年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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