情報処理学会 インタラクション2018

文献情報

タイトル
骨伝導マイクを用いた咀嚼回数向上支援システムのフィードバック方法の検討
著者
  • 三井 秀人(青山学院大)
  • 横窪 安奈(青山学院大/お茶の水女子大)
  • ロペズ ギヨーム(青山学院大)
アブストラクト
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肥満は咀嚼回数を向上させることで抑制可能であるが,日常生活の中で常に意識し続けることは難しい.従来の咀嚼回数測定装置は,リアルタイムで測定していないことや,装置自身が大きく,日常生活の中では用いることが難しいという問題点もあった.本研究では,日常生活の中でも利用可能となるように,安価で小型の骨伝導マイクとスマートフォンまたはスマートウォッチで構成する咀嚼回数支援システムを開発し,咀嚼回数向上に適したフィードバック方法を検討した.本システムを用いて22〜23歳までの成人男性18人に対し実験を行い,その効果を確認した.咀嚼回数は音声解析により約91%,発話時間は約96%の精度の判定が可能となった.また,スマートフォンまたはスマートウォッチでの視覚フィードバックの評価では,フィードバック有りでは無しの場合と比べて約14%の咀嚼回数の増加が確認された.

雑誌名
インタラクション2018論文集
© 情報処理学会 2018
論文ID
1P08
ページ
477-480
発行日
2018年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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