情報処理学会 インタラクション2018

文献情報

タイトル
ひらがな書字学習における触覚化支援手法
著者
  • 佐藤 綱祐(筑波大)
  • 陽奥 幸宏(富士通研)
  • 杉妻 謙(富士通デザイン)
  • 坂井 聡(香川大)
  • 水野 義博(富士通研)
アブストラクト
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本研究は,学習障害児や書字障害(ディスレクシア)児を対象として,ひらがな書字学習に触覚情報を付与した学習支援システムを提案する.スマートフォンのガラス表面を超音波振動させることにより様々な触覚情報が提示可能なパネルを用いて,運筆時に豊かな触覚表現を提示するとともに,``とめ"や``はらい"といった書字における重要な箇所に対して特定の触覚情報を提示する.書字学習において文字を書く楽しさを付与することで,学習意欲の向上を目的とするとともに,触覚化支援により正しく書字することの支援へと繋がると期待される.これにより,学習時間の向上やそれに伴う記憶文字数の向上が見込まれる.本稿では書字学習における触覚の提示手法について述べるとともに,本システムのフィールド実験における知的障害児への適用を通じて有効性の検証を行った結果,および今後の展望についてまとめる.

雑誌名
インタラクション2018論文集
© 情報処理学会 2018
論文ID
2B40
ページ
679-683
発行日
2018年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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