文献情報
タイトル | |
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いけばな制作における様相変化を及ぼす要因の分析 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
本研究の目的は,デザイン活動におけるプロセスを解明し,様相変化の要因を明らかにすることである.コンセプトから作品完成まで,造形化するにつれて変化する様相と発話・行動プロトコルから,プロセスを進める要因を探る.作品への要素の追加と,印象変化による参加者の発話,行動から分析する.分析から,コンセプトを言い換えることで,使用素材から生まれる作品の線や形の印象が変化した.空書行動により,作品の大まかなイメージが立体で示された.また,主になった花の追加の際,具体的な指示を行うことでも様相が変化した.以上の3点から,「コンセプト再解釈」,「空書行動」がコンセプトの造形化に大きく影響があることが明らかになった.様相変化を進める要因を明らかにするため2作品の制作過程を5つの期間を設定した.この中で様相変化を進める要因が「枠組み設計」の段階で観察され,造形の構成を決めるのに必要な過程だと言える. |
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雑誌名 | |
インタラクション2018論文集 © 情報処理学会 2018 |
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論文ID | |
2P12 | |
ページ | |
842-847 | |
発行日 | |
2018年2月26日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
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