情報処理学会 インタラクション2018

文献情報

タイトル
rapoptosis:モノの自律的でサステイナブルな再生 -服を用いたプロトタイピング-
著者
  • SEONG YOUNG AH(東大)
  • 橋田 朋子(早大)
  • 上岡 玲子(九大)
アブストラクト
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筆者らは無尽蔵に生産・消費・廃棄される現代の人工的なモノの在り方に疑問を持っている.これを変える一つのアプローチとしてモノの死の定義やモノの主体と所有の仕組みを更新し,モノが社会の中で自律的かつサステイナブルに再生する在り方を考えた.本研究では,人工的なモノの死のタイミングを,使えなくなった時ではなく使用者との関係の中で潜在的な存在価値がなくなった時と再定義する.その上で,モノが潜在的な存在価値を自ら判断し,使用者と存在価値の再認識を行った後に主体的に去り(積極的な自死: apoptosis),新しく使用者を変えて存続する(再生:renatusu)在り方を筆者らはrapoptosis(renatusu via apoptosis)と名付ける.本稿ではこのrapoptosisをわかりやすく体現するため,洋服を用いたプロトタイピングと調査を行ったので結果を報告する.

雑誌名
インタラクション2018論文集
© 情報処理学会 2018
論文ID
3B24
ページ
958-962
発行日
2018年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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