情報処理学会 インタラクション2018

文献情報

タイトル
Twitter上のインタラクションと人格特性の変化の関係
著者
  • 冨永 登夢(阪大)
  • 土方 嘉徳(関西学院大)
アブストラクト
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本研究では,Twitterユーザを対象に,人格特性の変化と他ユーザとのインタラクションの関係を明らかにした.ここで対象としている人格特性は,Five-Factor Modelとして知られる開放性,誠実性,外向性,協調性,神経症傾向の5次元で構成される.我々はまず,IBMの提供するモデルを用いて,Twitterユーザのツイートから過去と現在の人格特性を推定した.次に,過去と現在の間に,Twitterユーザの人格特性がどの程度変化しているかを確認した.さらに,上述の期間において,Twitterユーザが受け取った返信,引用,そして登録に関するデータを取得し,それらと人格特性の変化量の関係を非線形重回帰分析により明らかにした.この分析から,他ユーザとのインタラクションが人格特性の変化と有意な相関関係を示すことが分かった.最後に,これらの結果を踏まえた考察と今後の展望について述べた.

雑誌名
インタラクション2018論文集
© 情報処理学会 2018
論文ID
INT18018
ページ
153-162
発行日
2018年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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