情報処理学会 インタラクション2019

文献情報

タイトル
運転中の音楽に変化を与え眠気を気付かせるシステム
著者
  • 阿部 賢人(日大)
  • 北原 鉄朗(日大)
アブストラクト
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近年の交通事故件数は様々な運転支援システムが実装されて減少傾向にある.その中で脇見運転,漫然運転が起因の事故が相対的に増加傾向にある.運転支援のアプローチとして様々な覚醒刺激システムが開発されているが,運転者や同乗者に不快感を募らせるものも少なくない.本研究では新たに音を加えるのではなく,車内で再生中の音楽の周波数を変化させことにより運転者へ自身の眠気を通知するシステムを提案する.眠くなりやすい環境をつくり,ドライブシミュレータを用いて障害物を回避する実験を行ったところ,運転者が自身の眠気に気付くまでの時間は警告音を再生するものと大きな差がみられなかった.主観評価からも大きな差がみられた評価は少なかったが,9人中4人が提案手法の方が「快」と答えた.

雑誌名
インタラクション2019論文集
© 情報処理学会 2019
論文ID
1B-29
ページ
294-297
発行日
2019年2月27日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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