情報処理学会 インタラクション2019

文献情報

タイトル
学習支援方略に基づいて行動変容を促すTA支援システム
著者
  • 横山 裕紀(電通大)
  • 今村 瑠一郎(電通大)
  • 江木 啓訓(電通大)
アブストラクト
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本研究は,大学における情報基礎教育を対象として,Teaching Assistant(TA)の行動変容を支援システムによって実現することを目的とする.これまでの研究から,TAに対して学生の学習状況を提示するだけでは,学生に対して声掛けを行うには不十分であることがわかった.これに対して,TAが学生に対して声掛けを行うための3つの学習支援方略を提案する.希望型,意欲型,重点型の3つの学習支援方略を定め,学生へのアンケート調査から妥当性を検討した.また,学習支援方略によって行動変容を促すために,TAが持つタブレット端末にそれぞれの学習支援方略に基づいて異なる座席表を表示するシステムを実装した.実際のプログラミング演習講義にシステムを導入した.TAへのインタビューから,学生に対して声掛けを行うには希望型が最も適した方略であることが明らかになった.

雑誌名
インタラクション2019論文集
© 情報処理学会 2019
論文ID
1P-79
ページ
438-443
発行日
2019年2月27日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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