情報処理学会 インタラクション2019

文献情報

タイトル
ジャイロセンサーを用いたカメラ姿勢把握による内視鏡外科手術の支援システム
著者
  • 小川 真智子(明治大)
  • 福地 健太郎(明治大)
アブストラクト
説明画像

内視鏡外科手術は内視鏡を用いて患者の体内を様々な視点から観察して行う手術であるが,内視鏡映像から内視鏡の姿勢やねじれを正確に把握し,施術するのは術者自身に高度な技術を要する.そこで本研究では,内視鏡映像の周辺平面に何も情報が表示されていないことを利用し,空間把握を補助する映像を提示し,内視鏡の視点移動の際に内視鏡の視線方向を把握しやすくし,内視鏡外科手術の施術を支援するシステムを提案する.本システムは術者を中心とした全球画像を,ジャイロセンサーを用いて取得した内視鏡の姿勢情報と連動して術者に表示することで,術者が内視鏡の視線方向を推測するための情報を増やし,患者の体内の空間把握を支援するシステムを試作した.これにより,内視鏡の扱いが未熟な初学者に対して内視鏡による空間把握の向上が期待される.

雑誌名
インタラクション2019論文集
© 情報処理学会 2019
論文ID
2A-08
ページ
498-500
発行日
2019年2月27日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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