情報処理学会 インタラクション2019

文献情報

タイトル
発話課題における対話ロボットの傾聴機能の影響評価
著者
  • 朝 康博(日立製作所)
  • 沼田 崇志(日立製作所)
  • 伴 真秀(日立製作所)
  • 築地新 建太(日立製作所)
  • 的場 浩介(日立製作所)
  • 大石 諸兄(日立製作所)
  • 佐藤 大樹(芝浦工大)
アブストラクト
説明画像

ヒトと対話ロボットが継続的にコミュニケーションをとるためには,対話ロボットに傾聴機能を持たせ,ヒトの自発的発話を促すことが重要である.そこで本稿では,ヒト同士のコミュニケーションの傾聴行為である表情模倣,共同注意,相槌の機能を実装した対話ロボットを開発し,高齢者による評価実験を行った.その結果,傾聴機能の有無によって被験者の発話量に違いは見られなかった.しかし,傾聴機能有り条件で発話量が増加した被験者に着目したところ,笑顔時間,笑顔度,対話ロボットによる笑顔模倣回数が増加しており,表情模倣の有効性を確認できた.今後,本実験結果を踏まえ,発話量と笑顔指標の関係を考慮して傾聴機能を改善する予定である.

雑誌名
インタラクション2019論文集
© 情報処理学会 2019
論文ID
3B-46
ページ
887-892
発行日
2019年2月27日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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