文献情報
タイトル | |
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聴感特性を考慮した音声分離手法の聞き取りやすさ評価 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
本研究はインターレースオーディオによるアナウンス音声分離を提案している.音声を櫛形フィルターに通す本手法は音声分離可能であるが周波数情報の欠落した音声になる.周波数情報が欠落しても聞き取り可能なように人の聴覚特性を考慮した設計を行うため,フィルターの設計とフィルター音声のノイズ耐性について調べた.結果として低周波数成分の音声のノイズ耐性が高く高周波成分の音声のノイズ耐性が低い傾向にあると言えた.そのためフィルタ設計の際は低い周波数成分が多く含まれるよう設計が必要である.また周波数成分の偏りにかかわらず数字の書き取りの正解率がほぼ100%になるには-9 dBから-12 dB程度のSN比が必要であった.このSN比は一般的なイヤホンやヘッドホンで得られるSN比よりも十分に低いものであるため,システムで生成される音声が十分に聞き取りやすい音であったと言える. |
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雑誌名 | |
インタラクション2019論文集 © 情報処理学会 2019 |
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論文ID | |
3B-50 | |
ページ | |
905-907 | |
発行日 | |
2019年2月27日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
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