文献情報
タイトル | |
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空間連動する2つのカメラ視点を用いたドローン操縦インタフェースの拡張 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
本研究では,空間的に連動する2台のドローンを利用して従来のドローン操縦インタフェースを拡張する.提案インタフェースでは,主たる操縦対象のドローン(主ドローン)カメラによる一人称視点に加えて,主ドローンに空間連動する副ドローンを用いて広域な三人称視点を提供することで,パイロットのドローン周囲への理解(Situational Awareness)を高め,ドローンの操縦や飛行経路計画をより簡単にする.主・副ドローンの位置関係は,座標系対連動法を応用して,パイロットの視点位置とコントローラ上に設置された主ドローンの模型との位置関係と同等になるように自動的に制御される.パイロットは,スティックコントローラで主ドローンを従来通りの方法で操作することが可能で,そして,必要に応じてその模型の姿勢を操作して副ドローンの位置(三人称視点)を変更することが出来る.我々は,この提案インタフェースのプロトタイプをプログラマブルなドローンを用いて実装し,ドローン操縦経験の異なる複数の参加者群によるユーザスタディを実施してその有用性を検証した.その結果,提案インタフェースが参加者から概して好まれたことがわかり,ドローン操縦におけるSituational Awarenessが高められることが示唆された. |
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雑誌名 | |
インタラクション2019論文集 © 情報処理学会 2019 |
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論文ID | |
INT19012 | |
ページ | |
102-111 | |
発行日 | |
2019年2月27日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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