文献情報
タイトル | |
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話者自身の音声を利用したスピーチプライバシー技術の提案 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
近年,会話の内容や個人情報が周囲の第三者に聞こえ,情報が漏洩することが問題になっている.会話内容の漏洩を防ぐスピーチプライバシーを実現するために,様々な方法が提案されている.スピーチプライバシーを実現するために最も良い方法は,壁や衝立などの遮音壁を設置する方法であるが,設置時のコストや導入時に大規模な工事が必要という問題がある.遮音壁とは別の方法として,音のマスキング効果を利用した方法がある.音のマスキング効果を利用した方式は,低価格で設置も遮音壁を設置するよりも簡単に導入できる.本論文では,話者自身の音声を変形せずに長いフレーム長でデータベースに蓄積し,データベースから過去のフレーム信号を複数フレーム選択して,選択したフレームを重畳することでマスカーを生成する手法を提案する.提案法の有効性を確認するために評価実験を行い,提案法は従来法よりもマスキング効果は良く,聞き心地は従来法と同等になることを確認した. |
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雑誌名 | |
インタラクション2020論文集 © 情報処理学会 2020 |
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論文ID | |
1A-11 | |
ページ | |
221-226 | |
発行日 | |
2020年3月2日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
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