文献情報
タイトル | |
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猫の行動から個体を識別する手法 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
昔からペットは飼育されてきたが,今やペットは家族の一員ともいえる存在となり,留守番中の行動や健康を気にする飼い主も少なくない.また,動物に対してストレスを与えないように工夫する動物福祉や,動物本来の生活環境を再現する環境エンリッチメントへの関心が高まっている.それらを実現するためには,適切な観察をして動物の行動を詳しく知る必要があり,多頭飼いしている場合は個体識別が重要となる.近年では,猫の飼育頭数は増加傾向にあり,多頭飼いされていることが多く,猫の個体識別の需要が高まっている.本研究では猫の個体識別を目的とし,猫の行動的特徴である咀嚼音を利用した.猫に対して本来必要のないタグを装着することなく識別するため,猫に対してストレスを与えることなく,猫の行動を分析することができる.個体識別器の活用例として,個体識別を可能とする餌入れを制作し,猫の生活環境を変えることなく留守番見守りや健康管理が可能であることを示した. |
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雑誌名 | |
インタラクション2020論文集 © 情報処理学会 2020 |
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論文ID | |
1B-42 | |
ページ | |
342-345 | |
発行日 | |
2020年3月2日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
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