情報処理学会 インタラクション2020

文献情報

タイトル
ロボットが触れられた際の反応時間設計に関する検証
著者
  • 久保田 侑(ATR/同志社大)
  • 木本 充彦(ATR/慶應義塾大学)
  • 飯尾 尊優(ATR/筑波大学/JST さきがけ)
  • 下原 勝憲(ATR/同志社大)
  • 塩見 昌裕(ATR)
アブストラクト
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人とロボットが関わりあう中で,人からの各種働きかけに対するロボットの反応時間設計は,より自然なインタラクションを行うために欠かせない要素である.これまでにも,ロボットが人に話しかけられて反応するまでの時間の違いがもたらす印象の変化や,肩に触れられてから振り向くまでの反応時間の違いがもたらす印象の変化などの検証が行われてきた.一方それらの研究では,主に秒単位の反応時間による影響が検証されていた.そこで本研究では,ロボットに対する接触行為への反応動作設計に必要となる,触れられてから反応するまでの時間と,振り向き始めてから振り向き終わるまでの時間の,2種類の時間に関する調査を,より細かい時間単位(200ミリ秒程度)で行った.過去に行われた「肩に触れられてから振り向くまでの反応時間の違い」に関する研究では,反応時間が0秒と1秒の間には印象の差はほぼ無かったことが報告されていたが,本研究の結果,その間の反応時間において人々の印象が有意に変化することが示された.

雑誌名
インタラクション2020論文集
© 情報処理学会 2020
論文ID
1P-79
ページ
466-468
発行日
2020年3月2日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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