情報処理学会 インタラクション2020

文献情報

タイトル
Reflatables: 形状再設計可能な空気膜構造体の造形手法の提案
著者
  • 村山 拓海(慶大)
  • 山岡 潤一(東大)
  • 筧 康明(東大)
アブストラクト
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本研究は,樹脂チューブと面ファスナを用いた,形状の再設計が可能な空気膜構造体Reflatablesの造形手法の提案およびその製作を自動化する機構の基礎的検討を行う.本手法では,ポリエチレン製チューブの表面に面ファスナを固定して節を作ることで,膨張時にチューブを任意の方向に曲げることを考える.この手法を通してユーザは任意の形状の空気膜構造体を設計し,チューブに空気を入れることで,任意の空気膜構造体を造形できる.さらに,面ファスナを貼り直すことで,即興的に別の形状に書き換え可能である.本提案では,手動での造形に加え,自動的に構造体を試作するためのファブリケーションツールを開発した.本稿では,Reflatablesの設計手法と製造手法,及び考察,今後の展望について述べる.

雑誌名
インタラクション2020論文集
© 情報処理学会 2020
論文ID
2A-03
ページ
517-522
発行日
2020年3月2日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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