文献情報
タイトル | |
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聴覚刺激提示デバイスを利用した新たな食体験の提案 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
概要:日本の現代社会において,こうれいしゃ(65歳以上)の人口増加による労働力人口比率の低下や社会保障制度の整備などが課題とされている.そして政府主導の下,高齢者の就業・健康・福祉・学習・ 社会参加・国際社会への貢献など様々な側面から支援対策に取り組まれている.高齢化率の増加の要因として医療の発達や生活様式の変化などが挙げられるが,一方で高齢者の主な死亡要因には悪性新生物,心疾患,脳血管疾患,肺炎の 4 つが挙げられる.これらの死亡要因は老化による身体機能の低下が招く場合が多い.さらに,この身体機能の低下を助長すると考えられるものに介護食がある.介護食には噛む力が弱い人でも食べやすい,誤嚥しにくいなどのメリットがある一方で,顎や舌の筋肉を使う機会を減少させ,聴覚や触覚的なインタラクションの低減などのデメリットが存在する.本研究では、食のおいしさに聴覚刺激が与える影響に着目し,介護食にインタラクティブな聴覚刺激を付加する.そして,顎や舌の筋肉を使う機会を増やし,介護食利用者でも食事をおいしく摂取して口腔機能低下の予防と食体験を向上させるデバイスを開発し,その有用性を検証する. |
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雑誌名 | |
インタラクション2021論文集 © 情報処理学会 2021 |
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論文ID | |
1A16 | |
ページ | |
173-175 | |
発行日 | |
2021年3月1日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
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