情報処理学会 インタラクション2021

文献情報

タイトル
手袋着用時のスマートフォン操作改善手法の検討
著者
  • 阿部 愛海(宮城大)
  • 鈴木 優(宮城大)
アブストラクト
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身体特性や認知特性に関わらず,状況によってスマートフォンを操作が困難になるという問題がある.スマートフォンが広く普及している今,誰にでも起こり得る問題であり,手袋着用時におけるスマートフォン操作もその1つである.本研究の目的は手袋着用時の操作しづらさを改善することである.そこで,どのようなタッチジェスチャが操作しづらさの原因となっているのかを調査するために,数種類のタッチジェスチャの操作パフォーマンスを比較する実験を行った.その結果,手袋着用時は特にマルチタッチジェスチャとダブルタップのパフォーマンスが低下する傾向がみられた.この結果をもとに,拡大縮小の操作を対象にマルチタッチジェスチャとダブルタップ及びその他のジェスチャを比較する実験を行ったところ,手袋着用時はマルチタッチジェスチャとダブルタップを他の操作で代替することで操作しづらさが改善される可能性が示された.

雑誌名
インタラクション2021論文集
© 情報処理学会 2021
論文ID
2A16
ページ
328-333
発行日
2021年3月1日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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