情報処理学会 インタラクション2021

文献情報

タイトル
デジタル描画における消し跡の影響に関する基礎的考察 ~試行錯誤的描画の支援を目指して~
著者
  • 山田 大誠(北陸先端大)
  • 高島 健太郎(北陸先端大)
  • 西本 一志(北陸先端大)
アブストラクト
説明画像

描画ソフトウェアを用いたデジタル描画は,紙や鉛筆といった物理的画材を用いた描画と比較すると,一切痕跡を残さずに,描いた線を消すことができるという特徴を持っている.しかし,線を消した後に残る痕跡(消し跡)は,描いたり消したりを繰り返す試行錯誤的な描画においてユーザーの役に立っている可能性があると我々は考えた.本研究は,消し跡が描画にどのような影響を及ぼしているのかを明らかにすることによって,描画の役に立つ消し跡機能を実装するためのデザイン指針を得ること,また,その指針に基づいてより描画に役立つ消し跡機能を実装することを目指す.本稿では,消し跡が描画に与える影響について明らかにするために行った実験について報告する.

雑誌名
インタラクション2021論文集
© 情報処理学会 2021
論文ID
3B03
ページ
524-528
発行日
2021年3月1日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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