文献情報
タイトル | |
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開缶時感覚・感性の動作模倣による伝達に関する一検討 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
本稿では,伝統工芸品の茶筒を対象として,感性価値・感覚の伝達という問題に,茶筒開缶動作の模倣という物理的な観点からのアプローチを検討した.京都の伝統工芸工房である開化堂の茶筒を元として開缶動作の計測システムおよび教示システムを構築した.被験者自身が気持ち良いと感じる開け方と他者が気持ち良いと感じる開け方における茶筒の印象を自由記述およびSD(Semantic Differential)法によって評価し,自身の気持ちいいと感じたときの感性評価得点,動作模倣習得後の感性評価得点,および,模倣対象の被験者の感性評価得点を比較したところ,動作の模倣によって得点が模倣対象に近くなる評価項目が複数見られた.これによって他者の開缶動作を再現することで,価値感性・感覚の共有が起こる可能性が示唆された. |
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雑誌名 | |
インタラクション2021論文集 © 情報処理学会 2021 |
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論文ID | |
3B06 | |
ページ | |
536-539 | |
発行日 | |
2021年3月1日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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