文献情報
タイトル | |
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eat2pic: 食事と描画の相互作用を用いた健康的な食生活を促すナッジシステム | |
著者 | |
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アブストラクト | |
本研究では,食べるという行動を風景画に色を塗るというタスクにリフレーミングすることで,ユーザの健康的な食生活を後押しするナッジシステム「eat2pic」を提案する.eat2picは,箸型センサとデジタルキャンバスで構成されており,3つの機能(1)ユーザが一口ごとに何をどのくらいの速さで食べたかを自動的に追跡する機能,(2)食行動の良し悪しをリアルタイムで視覚的にフィードバックする機能,(3)モチベーションを維持するために短期的・長期的な目標を提示する機能を提供する.本論文では,日本食に含まれる代表的な食材45品目を対象としてオリジナルの食事行動データセットを構築し,箸型センサの食行動認識能力を検証した.また,一人暮らしの若年男性を対象としたユーザスタディを実施し,eat2picのナッジメカニズムの有効性を評価した.実験の結果,提案する箸型センサは一口ごとの摂食タイミング,食材の種類,大きさを高い精度で認識することを確認した.また,eat2picが,ユーザにゆっくりと食事をすることを促すと同時に,よりバランスのとれた食生活を動機づけることを確認した. |
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雑誌名 | |
インタラクション2021論文集 © 情報処理学会 2021 |
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論文ID | |
INT21011 | |
ページ | |
93-102 | |
発行日 | |
2021年3月1日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
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