文献情報
タイトル | |
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社会活動量と身体活動量の関係に着目したライフログの可視化 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
本研究では,社会的な活動量と身体的な活動量の関係に着目してライフログの可視化を行う.ライフログから生活を見直し,満足度の向上や疲労度の軽減のような心身の健康につながる過ごし方,指標の発見を目指している.今回は,既存のスマートウォッチ型デバイスから得られる身体活動量と,首元に装着する顔数計から得られる社会活動量の大小から日常活動の分類を行い,洞察を得る.まずは,1名の日常活動(8種類,37シーン,各10分)について身体活動量と社会活動量の二次元平面にプロットし,活動ごとの傾向を分析した.当人にとって,身体活動量と社会活動量の両方を一度にバランスよく得られる活動,身体活動量が得られる活動,社会活動量が得られる活動の3グループに分類した.次に,3名の同一空間上における活動について,二次元平面にプロットし,活動ごとの傾向を分析した.3名の活動がマッピングされる位置は,個々人で値の大小の差異,つまり個性はあるものの,身体活動量と社会活動量の両方をバランスよく得られる活動,身体活動量が得られる活動,社会活動量が得られる活動といったグループに該当する傾向が見られた.次に,1名の半日の身体活動量と社会活動量の遷移を可視化した.身体活動量と社会活動量の両方が移り変わる様子を可視化することで,当人の活動リズムやバランスが分かるのではないかと考える. |
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雑誌名 | |
インタラクション2022論文集 © 情報処理学会 2022 |
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論文ID | |
1P01 | |
ページ | |
213-218 | |
発行日 | |
2022年2月21日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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