文献情報
タイトル | |
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無意識な音を意識化させるヒアラブルデバイスの提案 | |
著者 | |
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アブストラクト | |
聴覚の知覚・認知処理を補助し認知負荷を軽減することを目指し,“無意識な音を意識化させる”ヒアラブルデバイスを提案する.「ながらスマホ」に代表されるように,複数の認知処理を同時に実施するマルチタスク処理によるトラブルが社会問題化している.人間は常に複数の事柄に集中することはできず,「カクテルパーティ効果」により一方に集中した場合には,集中外の他方の事柄は埋もれてしまう.提案するヒアラブルデバイスは,聴覚の認知処理を必要とするタスクにおいて,聴覚に入力される音を自動的に検知し,蓄積し,必要なタイミングに引き出すことにより,集中外にあった無意識な聞き逃し音を意識化する.本稿では,この提案するヒアラブルデバイスをプロトタイピングし,日常的に発生しているマルチタスク処理の中から,ビジネスシーンで頻発する「聞き返し」「聞き逃し」を想定した体験デモを被験者24名に対して実施し,アンケート・インタビューを通してコンセプトの価値検証を行ったので報告する. |
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雑誌名 | |
インタラクション2022論文集 © 情報処理学会 2022 |
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論文ID | |
2P02 | |
ページ | |
351-355 | |
発行日 | |
2022年2月21日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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TEL. | 東京 (03) 3518-8374 (代表) |
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