文献情報
タイトル | |
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Real から Virtual への移動システムの実現の試み | |
著者 | |
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アブストラクト | |
概要:Realな「物」を,その内部構造も含めてVirtualな世界に移動(正確にはコピー)するシステムの実現を試み,一部成功したことについて述べる.対象となるRealな「物」は,規格化された知的部品を組み立ててできた「物」に限定する.この「物」を構成する部品は,お互いに通信が可能であり,また,お互いの相対的な位置や向きの関係も知ることができるようになっている.知的部品がお互いに情報交換することにより,この「物」自体が自分で自分の構造の情報を知ることができるようになっている.この情報を外部に吸い上げ,Virtual空間上でRealな「物」と同じ物を構築することにより,この移動が実現する.ステレオカメラやレーザースキャナなどを利用した入力装置は表面上の形や色の情報しか入力できないのに対して,ここで試みた方法は,内部の構造の情報も入手できる.CTスキャナやMRIは,内部の構造の情報も入手できるが内部の機能の情報は一部しか入手できないのに対して,ここで試みた方法は,内部の機能の情報も入手できる.また,CTスキャナやMRIは対象物より大きなものになってしまうが,ここで試みた方法は対象物そのものが,自分の情報を取り出す.なお,Realな世界にあった「物」を破壊することにより,このコピーは実質的な「移動」になる. |
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雑誌名 | |
インタラクション2022論文集 © 情報処理学会 2022 |
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論文ID | |
3D20 | |
ページ | |
473-478 | |
発行日 | |
2022年2月21日 | |
発行所 | |
発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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