情報処理学会 インタラクション2021

文献情報

タイトル
継続的創造活動における知識断片の再活用行動の分析
著者
  • 佐藤 健登(北陸先端大)
  • 濵口 泰成(北陸先端大)
  • 高島 健太郎(北陸先端大)
  • 生田 泰章(サイボウズ・ラボ)
アブストラクト
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ワードプロセッサやプレゼンテーションツールを用いた資料作成は誰もが行う創造的な行為である.その際に,自分が過去に作成した資料の一部(知識断片)を活用することで,効率的かつ効果的に資料作成を進めることがしばしば行われる.しかしこうした継続した資料作成における再活用について,過去のどのような知識断片がどのような目的,タイミングで用いられているかは明らかでない.本稿では,資料作成プラットフォームKnowledge ComposTerを用いて個人の連続した資料作成プロセスを観察し,再活用行動の分析を行った.その結果,過去の資料で棄却された知識断片(不用知)が再活用可能性を有すること,知識断片の活用プロセスには省コストのために予め決まった内容を探すトップダウン型とアイデア発想のために探索的に行われるボトムアップ型があること,資料作成のテーマと個人差が再活用行動に影響を及ぼすことなどが示唆された.

雑誌名
インタラクション2022論文集
© 情報処理学会 2022
論文ID
6P09
ページ
861-866
発行日
2022年2月21日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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