情報処理学会 インタラクション2023

文献情報

タイトル
VR野球スイング時の接触時間操作による臨場感・迫真性向上の試み
著者
  • 白井 将太(愛知工科大)
  • 山高 正烈(愛知工科大)
アブストラクト
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人間は誰しも同じ時間の流れの中を生きているが,集中力が高まった場面や楽しく感じる場面では時間を短く感じるなど,生理的・心理的要因により時間感覚の伸縮が起こると考えられている.このことから逆に,インタラクティブなVRコンテンツを体験するときに,時間感覚の伸縮を疑似的に体験させることで人の感情・感性に何らかの影響を及ぼさないだろうか.本研究ではVRコンテンツにおける感性評価の向上を目指し,VRバッティングにおいてボールとバットが接触した際に,VR空間内の時間を停止させることが臨場感及び迫真性にどのような影響を及ぼすかを検討した.実験の結果,停止時間0.1 s以内であればボールとバットの接触時間を認知しているものの,臨場感や迫真性の評価には影響を及ぼさないことが示唆された.

雑誌名
インタラクション2023論文集
© 情報処理学会 2023
論文ID
1A-02
ページ
113-116
発行日
2023年3月1日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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