情報処理学会 インタラクション2023

文献情報

タイトル
3次元地図プラットフォームを用いた犯罪発生情報可視化システムの提案
著者
  • 藤澤 優介(文教大)
  • 川合 康央(文教大)
アブストラクト
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日本の刑法犯認知件数は,平成元年から平成14年にかけて約280万件まで急増したが,平成15年以降は一貫して減少しており,令和3年には約56万件となり戦後最少となった.しかし近年,都市部では犯罪の認知件数が増加しており,特にひったくり等の窃盗に関しての犯罪が頻発している.窃盗の中でも,自動車盗難の被害が急増しており,警察庁によると自動車盗の認知件数は前年と比較して19.4%増となっている.こうした都市部で発生する犯罪を減少・防止するためには,犯罪が起こる場所や時期を可視化し,防犯に備える必要がある.本研究では,神奈川県横浜市を対象として,「犯罪が起こる場所」を可視化し,時期別,市区町村別に犯罪の発生傾向を明らかにすることによる防犯支援を目的として,3次元地図プラットフォームを用いた仮想都市空間上に,犯罪発生情報の可視化を行うシステムを提案するものである.

雑誌名
インタラクション2023論文集
© 情報処理学会 2023
論文ID
1A-08
ページ
141-145
発行日
2023年3月1日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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