情報処理学会 インタラクション2024

近年，一人で食事を行う「孤食」傾向が増加しており，コミュニケーション能力やストレス，食習慣等の問題に繋がる社会的課題として注目されている．こうした課題を軽減するために，本研究では音声対話可能な2Dキャラクターとの仮想共食システムを提案する．食事中のユーザの行動を認識することで，状況に応じて2Dキャラクターが反応する．さらにユーザの発話を音声認識し，AIを用いた文章生成や音声合成と組み合わせることで，キャラクターと様々な会話を行うことができる．このようにしてユーザに仮想的な共食環境を提供することで，孤食による問題の軽減を目指す．