情報処理学会 インタラクション2024

本研究では，畳を利用した新しいディスプレイであるTataPixelを提案する．畳表面のイグサの繊維方向によって，光の反射量が変わる性質を利用し畳を回転させることで，畳の色変化が生じる．これにより，1つの畳を1ピクセルとし回転させることで様々な画像や動画を表現可能である．システムはユーザが画像を入力するソフトウェアと畳を回転させるハードウェアから構成され，容易にTataPixelを操作できる．また，畳の回転角度による色の変化と実際の描画例を示す．